最近体調が悪い。疲れやすい。体重も増えてきた。。今気になっている本「空腹」こそ最高のクスリの要約が知りたい。
こんな悩みにお答えします。
『「空腹」こそ最高のクスリ』は あおき内科さいたま糖尿病クリニックで院長をされている医学博士 青木厚 氏による著書です。
記事執筆時点で33万部を突破し、たくさんの方に読まれている健康本です。
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した「オートファジー」研究を元にした食事法について解説されています。
これまでの常識が実は間違っていることに気付かされる著書になっています。
僕自身、この食事法を生活に取り入れて、体重が減り、体の調子が良くなったと実感しています。
糖質制限?
カロリー計算?
挫折してきました。
その僕でも続けることができ、効果を実感できています。
本書が必ずしも誰にでも正解とは思っていません。
しかし、これまでのダイエット食事法よりは取り組みやすいと感じました。
ぜひ記事を読み進めていただき、良さそうだなと思えたら本書を手にとってみてください。
それでは、いきましょう。
「空腹」こそ最高のクスリの基本情報
「空腹」こそ最高のクスリの基本情報についてみていきます。
- 署名:「空腹」こそ最高のクスリ
- 著者:青木 厚
- 出版日:2019年1月26日
- 出版社:アスコム
- 定価:1,540円(税抜1,400円)
著者の青木先生は、あおき内科さいたま糖尿病クリニックで院長をされている医学博士です。(記事執筆時点)
青木先生は多くのテレビ番組に出演し、解説や監修をおこなっています。
テレビ朝日の「林修の今でしょ講座」や、TBSの「この差ってなんですか」などの有名番組に多数出演され、糖尿病や肥満、減量などについて解説されています。
『「空腹」は最高のクスリ』という本についてですが、
青木先生自身が40歳のときに舌癌になった経験から様々な論文を読み、空腹が最高の健康法であることに気づいたそうです。
“医学的に正しい食事術”として売り出されている『「空腹」は最高のクスリ」ですが、このキャッチコピー、正直うさんくさいと思いませんか?
たしかしにちょっと うさんくさいキャッチコピー・・・。
しかし、著者が実際に現役の医師であり、自身の経験からうまれた本ということから信頼できるのではと思い手にとった次第です。
それでは、これから本書の要約についてご紹介していきます。
「空腹」こそ最高のクスリの要約まとめ
本書を以下の2点に要約しました。
- 要約①:1日3食は食べすぎ
- 要約②:16時間断食によるオートファジー
解説していきます。
要約①:1日3食は食べすぎ
1日3食食べていますか?
実は1日3食は食べすぎなんです。
成人が1日に取る糖質は170gと言われているます。
ごはんのお茶碗一杯で糖質は約50gです。3食食べれば約150gとなり、ここにおやつやジュースが入れば170gは簡単に超えてしまいます。
これを聞いて、
え、、毎日超えてるよ・・・。
という方が多いと思います。
そうなんです。現代人は糖質を摂りすぎているのです。
糖質をあたりまえのように摂りすぎているため、糖尿病患者が増えていると著者は言っています。
糖質の摂りすぎを改善するために、筆者はカロリー計算でもなく、糖質制限でもない方法を教えてくれます。
要約②:16時間断食によるオートファジー
糖質の摂りすぎを改善する方法、それは16時間の断食をおこなうことです。
人間の体は、食後10時間を超えてから脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになります。
そして、16時間を超えると「オートファジー」という機能が働くのです。
オートファジーとは
「細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられる」というもので、細胞が飢餓状態や低酸素状態に陥ると活発化するといわれています。
オートファジーの研究は、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。近年注目されていることがわかりますね。
関連する書籍も多くあります。
オートファジーを発動させる、つまり空腹の時間を作ってあげることで以下のメリットがあります。
- 腸などの内蔵が休まる。
- 脂肪がエネルギーに変わることで肥満回避
- 古い細胞が生まれ変わり不調・老化の進行が改善
1日3食では内蔵は休みなく処理を続けます。
腸などの内蔵を休ませて、オートファジーという仕組みを発動させましょう。
「空腹」こそ最高のクスリの書評
続いて、『「空腹」こそ最高のクスリ』の書評について紹介していきます。
- 書評①:理由なく続けてきた1日3食という教えが絶対ではないと気づくことができる
- 書評②:クスリは用法用量守ることで最高の効果が得られる
解説していきます。
書評①:理由なく続けてきた1日3食という教えが絶対ではないと気づくことができる
日本人は明治時代から1日3食の文化が広まったと言われており、1日3食の歴史はまだ浅いんです。
生活が豊かになってきたことも要因の一つでしょうが、商売人の「1日2食じゃなくて1日3食にしたらたくさん食べ物が売れるんじゃないか」という思惑(おもわく)があったのではないかと思います。
1日3食は子どもの時に教わった記憶があります。まだ体ができあがっていないときは1日3食しっかり食べる必要があるでしょう。なので教育自体が間違っているわけではありません。
しかし、大人になってからは子どものときに比べて体を動かすことも少なくなり、1日3食では糖質の摂りすぎになってしまいます。
子どものときに教わった教えが大人になっても絶対ではないと気付かされる本です。
書評②:クスリは用法用量守ることで最高の効果が得られる
本書では、16時間連続で食事をしない食事法を紹介しています。
万が一お腹が空いてしまったら「ナッツ(素焼き)」を食べることはOKとされています。
今の時代、コンビニ、スーパー、Amazonなどどこにでも売ってますね。
しかし無理は禁物です。
僕は必ずしも毎日空腹の時間を作る必要はないと思っています。
本書にも、週1回の実行だけでも効果は得られると書かれていますので自分のできる範囲で無理なく続けることが大事です。
本を過剰に信じすぎず、用法用量守りを自分にあった基準で実行することで最高の効果が得られるのではと感じました。
「空腹」こそ最高のクスリを読むべき人
ここまで、要約・書評を紹介してきました。
では『「空腹」こそ最高のクスリ』を読むべき人はどのような人なのでしょうか。
- 体調が最近すぐれない人
- カロリー制限・糖質制限は疲れたという人
- 話題の「オートファジー」を生活に組み込む方法を知りたい人
いずれかに当てはまる人は、本書を読むことで食事法について学ぶことができ、悩みを解決できます。
「空腹」こそ最高のクスリを読むべき理由
ここでは、『「空腹」こそ最高のクスリ』を読むべき理由をご紹介します。
- 理由①:食事内容ではなく食事のとり方についてを学べる
- 理由②:内蔵を休ませることが重要なことを理解できる
解説していきます。
理由①:食事内容ではなく食事のとり方についてを学べる
本書では、食事の内容についてはほぼ触れていません。
16時間の空腹時間以外は自由に食事しても良いのです。
内容より空腹の時間が大事ということをひたすら訴えています。
著者の実際の食事時間を参考に、自分にあった空腹時間のとり方を本書で学ぶことができます。
理由②:内蔵を休ませることが重要なことを理解できる
1日3食は内蔵をブラック企業のごとく働かせてしまっています。
消化が終わったと思ったらまた次の食べ物。終わったらまた次。。。
一つの仕事が終わったらまたすぐ次の仕事がくるブラック企業では、身体が休まることなんてないですよね。
内蔵を休ませることができれば、身体は若々しく回復していきます。
様々な病気のリスクを軽減できることを本書で知ることができます。
「空腹」こそ最高のクスリの16時間断食を実践してみた
最後に、僕が実際に16時間断食を取り組んだ感想をお伝えしたいと思います。
取り組む前と後では、以下の改善がありました。
- 体調が良くなった
- 朝の目覚めが良くなった
- 体重が減り始めた
16時間断食に取り組む前に運動習慣をつけようと思って、毎日30分有酸素運動を続けていたのですが体重は減りませんでした。
しかし、16時間断食で食事法を見直すと体重が減りだしたのです。
1例に過ぎませんが、16時間断食が自分にはプラスに働きました。
正直、空腹時間を我慢することは最初はきつかったです。
ですが、次第に空腹の感覚が気持ちよくなってきて苦ではなくなりました。
空腹の快感も本書を読む方にお伝えしておきたいポイントです。
まとめ
今回は、『「空腹」こそ最高のクスリ』について書評・要約を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
1日3食は食べすぎ
16時間の断食という食事法
なかなか強い言葉だと思います。
『「空腹」こそ最高のクスリ』を読んで、最高の体調管理方法を見に付けてみませんか?
Amazon、楽天ブックス、他、全国書店にて購入可能です。
以上です!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。