IIJmio新プラン「ギガプラン」と「ahamo」を比較した記事はこちら>>
2020年12月3日、docomoより月間データ容量20GBを月額2,980円(税抜)月額2,970円(税込)で利用できる新たな料金プラン、「ahamo(アハモ)」が発表されました。
本記事ではIIJmioのファミリーシェアプラン(月間データ容量12GB、月額3,260円(税抜))から乗り換えた場合の料金試算をしてみたので公開します。
ahamoの料金と特記事項
ahamoの料金は前述どおり、2,980円(税別) 2,700円(税抜)です。
特記事項は以下の通り
- 月間データ容量:20GB
- 1回あたり5分以内の国内通話無料
- 5分をこえる国内通話は20円/30秒
- ネットワークはドコモの4G/5Gネットワーク
- キャリアメールの提供はなし
- データシェア&繰り越しなし
- dポイントが貯まる(1,000円で10P)
IIJmioの料金と特記事項
IIJmioファミリーシェアプランの料金は月額基本料2,560円(税抜)に音声通話1回線700円を追加した金額となります。
なお、ファミリーシェアプランというプラン名ですが一人でも契約可能です。
特記事項は以下の通り
- 月間データ容量:12GB
- 国内通話20円/30秒(10円/30秒 みおふぉんダイアル利用時)
- ネットワークはドコモの4Gネットワーク
- メールアドレスの提供なし
- データシェア&繰り越し(翌月まで)あり
ahamoとIIJmioの料金比較
ここでは3パターン(単身、夫婦のみ、3人家族)の家族構成で比較していきます。以下特に記載がなければ税別表記です。
単身の場合
単身の場合 | ahamo | IIJmio ファミリーシェアプラン |
---|---|---|
月額基本料金 | 2,700円 | 2,560円 |
音声通話機能 | (基本料金に含む) | 700円 |
通話料金 | 5分以内無料 | 10円/30秒 |
月間データ容量 (一人あたり) | 20GB | 12GB |
合計 | 2,700円〜 | 3,260円〜 |
単身の場合は、通話料金を除いた差額が560円でahamoがわずかに安い料金改定を受けて差が広がりました。
月間データ容量の差は8GBとなっています。
格安SIM利用者は家にWi-Fiがある方が大半を占めており、この月間データ容量の差はほとんど考慮する必要はないと思われます。
しかし、ahamoは5分以内の通話が無料のため、通話料の差で金額に大きな差がでそうです。
う〜ん、僕が単身だったらahamoかなぁ〜
夫婦のみの場合
夫婦のみの場合 | ahamo | IIJmio ファミリーシェアプラン |
---|---|---|
月額基本料金 | 2,700円×2 | 2,560円 |
音声通話機能 | (基本料金に含む) | 700円×2 |
通話料金 | 5分以内無料 | 10円/30秒 |
月間データ容量 (一人あたり) | 20GB | 6GB |
合計 | 5,400円〜 | 3,960円〜 |
夫婦のみ(2人)の場合は、通話料金を除いた差額が1,440円でIIJmioが安くなりました。
一人あたりの月間データ容量の差は14GBです。
IIJmioはデータシェアが可能なため、通信量が少なくて済む場合はIIJmioがお得になります。
実際に我が家では夫婦合わせて月に4GB程度しか使っていないのでIIJmioが料金では優位となりました。
しかし、毎月の通話料が夫婦合わせて月に1,000円程度かかっていることと、長電話はLINEやFaceTimeを利用していることから、5分以内の通話が無料のahamoも検討の余地はあります。
通話料を加味すると実質の差額は約500円だね。
ネットワーク品質を考慮するとahamoはとても魅力的なプラン!
家族3人の場合
家族3人の場合 | ahamo | IIJmio ファミリーシェアプラン |
---|---|---|
月額基本料金 | 2,700円×3 | 2,560円 |
音声通話機能 | (基本料金に含む) | 700円×3 |
通話料金 | 5分以内無料 | 10円/30秒 |
月間データ容量 (一人あたり) | 20GB | 4GB |
合計 | 8,100円〜 | 4,660円〜 |
家族3人の場合は、通話料金を除いた差額が3,440円でIIJmioが大きく差を開いて安くなりました。
一人あたりの月間データ容量の差は16GBです。
IIJmioが一人あたり4GBしか月間データ容量がありません。中学生や高校生は動画投稿やYouTube閲覧など、多くのデータ通信をおこなうコンテンツ使用が多く、4GBでは足りないことが予想されます。
そこでIIJmioのオプション、月間データ容量プラス20GBを付帯してみると以下の表の通りとなります。
家族3人の場合 | ahamo | IIJmio ファミリーシェアプラン +20GB(OP) |
---|---|---|
月額基本料金 | 2,700円×3 | 2,560円 |
オプション料金 | – | 3,100円 |
音声通話機能 | (基本料金に含む) | 700円×3 |
通話料金 | 5分以内無料 | 10円/30秒 |
月間データ容量 (一人あたり) | 20GB | 10.6GB |
合計 | 8,100円〜 | 7,660円〜 |
差額は440円となり、IIJmioの一人あたりの月間データ容量は約10GBまで増えました。
IIJmioはデータシェアプランなので、親の通信量が少なければ、その分子どもがたくさん使えます。
また、データの繰り越しができるため使わなかった月があっても翌月まで繰越が可能です。
ahamoとIIJmioのメリット・デメリット
ahamoとIIJmioの料金について比較しましたが、料金以外のメリットとデメリットをあげます。
※2021年3月1日現在の情報です。
ahamoのメリット・デメリット
メリット
- 5Gが使える
- ドコモのネットワーク品質
- 1回あたり5分以内の国内通話無料
- 2,700円で20GB使える 高品質大容量が安い!
- dポイントが貯まる(1,000円で10P)
デメリット
- データシェアができない
- データ繰り越しができない
- 通話5分を超えると20円/30秒
ahamoの最大の特徴は、たったの2,700円でドコモ品質のネットワークが利用できる点です。
格安SIMはお昼(12時台)の時間帯に通信速度が遅くなる(正確には利用者が多すぎて通信が渋滞する)ため、動画などはほとんど見れたもんじゃありません。
ですがahamoであれば、料金は安く、そして通信速度はドコモ品質です。
格安SIMのように昼休みにイライラすることはなくなりそうだね。
IIJmioのメリット・デメリット
メリット
- データシェアができる
- データ繰り越しができる
- 専用アプリからの通話が10円/30秒
デメリット
- 5Gが使えない
- お昼(12時台)の時間帯に速度が落ちる
- 無料通話はない
- データシェアすると一人あたりの月間データ容量が少なくなる
データシェアができることがIIJmioの最大のメリットです。
通信量が少なくて済む家族は、ahamoよりIIJmioがコスパがいいでしょう。
ahamoとIIJmio比較まとめ
ahamoとIIJmioの比較をしました。
以下は、ahamoがおすすめの人、IIJmioがおすすめの人の特徴です。
ahamoがおすすめ
- 通信速度はこだわりたいが料金も抑えたい
- 単身の方
- 通話は5分以内がほとんど
- dポイントユーザー
IIJmioがおすすめ
- 家族でデータシェアしたい
- 2人以上の家族世帯
- 通信をあまりしない月がある(繰り越ししたい)
ahamoはまだサービス開始前で、不明な点が多いです。
しかし、docomoの名前で出した料金プランのため、悪い品質には間違いなくならないでしょう。
また、政府に後押しされた結果、ahamoのような高品質で格安の料金プランがでてきました。
今後、携帯電話料金の価格競争は、格安SIMと大手キャリアともに熾烈になってくるのは間違いないでしょう。
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